油絵具、水彩絵具、アクリル絵具など様々な種類の絵具がありますが、絵具の原料となる顔料は基本的に共通のものを使っています。それでは各絵具の違いはどうして生じるのかといえば、それは顔料と一緒に混ぜるメディウムの違いになります。メディウムは顔料をキャンバスや紙に定着させるために使われるものです。顔料にケシ油(ポピー)を混ぜれば油絵具になり、卵黄を混ぜればテンペラ絵具になり、アラビアゴムなら水彩絵具になります。メディウムによって屈折率も違ってくるため、顔料の発色にも違いが出てきます。
油絵具の歴史は近代絵画の歴史でもあります。15世紀のフランドル派によって使われ始めた油絵具は、その絵具の伸びの良さと扱いやすい性質から、次第にテンペラ絵具などに変わって絵画材料の主力となっていきました。硬練りにして厚塗りを可能にするなどの改良を加え、19世紀には、現在我々が使っているのとほぼ同じ油絵具が完成しました。
当店では下記のブランドの油絵具を取り扱っています。
クサカベ(クサカベ油絵具)
ホルベイン(ホルベイン油絵具・DUO)
マツダ(スーパー油絵具・専門家用油絵具・クイックスペシャル油絵具・クイックNo1油絵具)
文房堂(アーチスト油絵具)
ウィンザー&ニュートン(アーチスト油絵具・グリフィンアルキド油絵具・ウィントン油絵具)